福岡女子の愛するご飯

福岡在住、食いしん坊女子が愛してやまない美味しかったご飯を紹介します!

中洲1、いや福岡1美味しいフレンチ。

みなさんこんにちは!

おひさしぶりになります。

 

9月ももう残り少し。少しずつですが涼しくなり、過ごしやすくなってまいりましたね。

今回は秋の夜長にぴったりな!夜の街『中洲』に繰り出してみました〜!

 

ということで、本日ご紹介するお店はここ!

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中洲川のすぐそばにあるお店『L'eau Blanche』(ルーブランシュ)さん。

L'eauは水、Blancheは白という意味。

シェフのお名前は白水さんなんだそうな。

なるほど〜!


不思議なオブジェが目印の建物の二階にエレベーターで上がります。

  

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打ちっ放しのコンクリの壁に明るすぎない照明が落ち着いた雰囲気を醸し出しております。

写真には写っていませんが入ってすぐに目に入るのは大きく広がった窓!!

窓からは中洲川がのぞき、夜になると屋形船が通る姿が見えました。うーん、いい景色!


席数はカウンター6席を含む20席ほど。


コース料理を出しており、席に着くとすぐに本日のメニューが置いてあります。


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料理名が書かれているわけではなく一品のうち、メインの食材が書かれているスタイルのようです。


それでは運ばれてくる料理を一品ずつご紹介したいと思います!


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一品目。『茸』『梭子魚』『ライム』


白の茸は中国原産のカクレダケという茸。

アワビのような肉厚の食感と優しい味わいです。


上に乗っているのは乾燥させたかきの木茸。かきの木茸が何かって言うとみんなもご存知だと思う。エノキを陽に当てて育てたものらしい。

乾燥させることによってすこしサクッとした感じと甘みがギュッと凝縮されてる。


梭子魚(カマス)は塩でしめて皮を炙ったもの。


とろみがあるスープは茸の味がしみていてなんだか滋養に良さそう…。一品目からこのレベルの高さ。すごい…!

 


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二品目。『フォアグラ』『ヌアール・ド・カロン』『ブリオッシュ』


左側、しっとりとした甘すぎないブリオッシュに世界三大珍味でもあるフォアグラを乗せ、カラメリゼしたもの。

パリッとした表面を割ると濃厚なフォアグラがブリオッシュの上で蕩け、なんとも言えない美味しさ。飲み込みたくない…!


右側、ヌアール・ド・カロンとはフランス原産の無花果

通常日本でよく食べられる日本無花果は皮が薄く料理には向きませんが、ヌアール・ド・カロンは西洋無花果

コンポートにした無花果に世界三大ハムの一つ、スペインのハモンセラーノを一緒にいただきます。

 上品なお味のコンポートと、ハモンセラーノ特有の塩気のきいた濃い生ハムが実に合いますね!


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 三品目。『豚足』『岩牡蠣』『デストロイヤー』


さて三品目。皆さんの思ったことを当てましょうか?

「豚足どこだよ!!!」

実はですね、これ、真ん中に豚足のコロッケがあるんです。外はサクサク、中はトロッとした抜群の食感。豚足をコロッケにしちゃうなんて…!


上に乗っているのはデストロイヤーの燻製アイス。

デストロイヤーって何かわかりますか?

実はジャガイモの品種なんです!!

それがこちら。

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なるほど…で、デストロイヤー…!!

赤黒い感じの皮がデストロイヤーしてます。中身は普通のジャガイモよりも黄色が強め。美味しいです。

ポテト大好き人間のぷろんぐすにはたまらんですな!!

 

そんなデストロイヤーを一回燻製にした後、ビシソワーズのようにアイスにしたもの。

冷たぁいアイスと温かぁいコロッケがいい塩梅です。


下にあるのは岩牡蠣のクリーム。しっかりと牡蠣の旨味が凝縮されていて、デストロイヤーの燻製アイスとも相性バッチリです。


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四品目。『ムール貝』『赤皮南瓜』『バターナッツ』


フランスはモンサンミッシェルから届いたムール貝

モンサンミッシェルといえばジャンヌダルク…もしかしたらジャンヌダルクの恩恵を受けて育った………かもしれない!

そう思わせるような優しくも可憐な味わい。

白い泡のようなものはムール貝の殻でとったお出汁を泡状に仕立てたものでしゅわ〜と口の中で溶けるような食感。

ソースの上に乗っているものは赤皮南瓜の粉末です。


南瓜のラビオリ。ラビオリとはイタリア料理などで使われるパスタの一種。わかりやすく言えば欧州版餃子…といっところ。

南瓜の自然な甘みがふんわりと広がります。


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五品目。『金目鯛』『トマト』『オクラ』

 

糸島産の金目鯛を鱗ごと焼き上げ、パリパリっとした食感と柔らかな身を楽しむ一品です。

オクラがアクセントですが、何よりも美味しかったのはトマト!

水や出汁、調味料を使わずトマトの抽出液のみのスープを上からかけることで甘酸っぱい香りがふんわりと広がります。

 

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六品目。『本州鹿』『新銀杏』『リンゴピューレ』

 

お待たせしました、本日のメインとなります。

 

普段は豚などがメインだというこのお店。

この日は特別に、いいものが入ったということで鹿がメインでした。


ミディアムレアに焼き上げた本州鹿。

鹿の肉は牛に比べてあっさりとしていますが、甘みが強く、ジビエ独特のクサミは全くない……口の中で鹿が跳ね回るような気がします。 

左下にあるのものは根セロリのソース。

根セロリってご存知でしょうか?

甘みがつよくまるでナッツ類を食べているかのような味わい。鹿のお肉によく合います。

 

新銀杏は普段食べるものよりも臭みがなく、上品です。


甘酸っぱいリンゴピューレは鹿肉や付け合わせのマッシュルームにつけるとそれだけで香りが全く違います。

一つの皿で様々な香りと味が楽しめる一品でした。



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七品目。『そば茶』『塩』『オリーブオイル』

 

最後になります。デザート!

そば茶で作られたブラマンジェは香ばしい蕎麦の香りが広がり、フランスはゲランデの塩のアイスとの相性は抜群です!

シチリア産のオリーブオイルは新鮮でキリッと引き締まっており、全体を大人の雰囲気にまとめていました。


コースを食べ終え、食後のコーヒー……。

しかしこの時にフィナンシェなどの焼菓子まで出されます。

気が利いてるぅ!!!

 

と、そんなこんなで大満足のフレンチ。

景色良し、雰囲気良し、料理よし。

デートや記念日、お祝いなどに是非行ってみてはいかがでしょうか。


お店の住所はこちら↓

福岡市中央区西中洲4番4号 RIN FIRST 2F


営業時間は

18:00~25:00

 

電話番号

092-752-2122

 

店休日は

毎週日曜日

 

になります!

 

美味しゅうございました〜!